子なしらいふ。

11才年の差夫婦まや(私)とジンさん(夫)、愛猫メインクーン2にゃんの毎日。子供はいないけど楽しく生きてます!!

父との会話

 

konashilife-maya.com

 

引っ越しでなかなか更新出来ませんでした

続きです

 

仕事と独り暮らしにもすっかり慣れ

人間関係もそれなりに出来た私は

東京での生活を忘れ、毎日楽しく過ごしていました

 

『忘れた』というのはおかしいかもしれませんが

 

思い出さないように

自分の中ではもう無かった事にして

とにかく自分で見つけた今の生活を

大切にしていたんです

 

それでも時々、寝つきが悪い夜は

不意に父や兄の事を思い出したりしましたが

 

それを引きずらないように

『もう今は大丈夫!!忘れろ忘れろ!!』

と、頭の中で何度も唱えていました

 

独り暮らしをして半年くらいが過ぎた頃

確か少し寒い季節だったと思いますが

職場で仲良くなった先輩たちと遊びに行く事がありました

 

その時、1人の先輩から

『まやちゃん、ご実家のお父さんとは連絡取ってるの!?』

と、突然聞かれました

 

先輩は飲み会の時の私の話を覚えてて

ずっと気にしてくれていたようです

 

今の私はしっかり仕事をして生活も出来てる

今だったらお父さんともちゃんと話せるんじゃないか

 

今の生活ぶりを話せば

お父さんも安心してくれるんじゃないか

 

これ以上、連絡を絶つ事も逃げる必要もない

 

そんな事を私に話してくれました

 

それまで私はずっと自分の中で

家族の事は封印するようにしていたけど

 

先輩の話を聞いた瞬間

私はちょっとだけ父の事が心配だと思ってしまいました

 

結局私が家からいなくなっても

兄は父と同居はしませんでした

 

あんなに父は『我が家の長男』って

兄の事を言っていたのに

父はあの家で1人になってしまっている

 

もう私には何も出来ないと思いながらも

父が今どんな生活をしてるかは

じつはずっと気になっていた

 

先輩のちょっとした話で

私はそんな自分にすぐ気づいてしまったんです

 

二度と父とは一緒に暮らせないけど

心配は心配…

 

何度か父に連絡をしようか

携帯を開きましたが

やっぱりすぐには出来ませんでした

 

ただただ、怖かったんです

 

でもたぶん10日くらい経った頃だったでしょうか!?

 

急に自分の中で

『今、ここで連絡をしないと一生しない気がする』

なんて気持ちが湧いてきて

仕事から帰って着替えもせずに

そのまま父に電話をしたんです

 

メールではなく電話をかけていました

 

どれくらいのコールで出たのかわかりませんが

父が出るまでの間がすごく長く

自分の鼓動がハッキリわかるくらい

緊張でドキドキしていました

 

『もしもし…』

 

父が落ち着いた低い声で出てくれました

 

『……パパ…』

 

私はひと言目から泣いてしまいました

 

不思議です

あんなに怖くて嫌いで

離れたくて仕方なくて逃げたのに

 

父の声を聞いたら

なぜか涙が止まらなくなりました

 

私が泣いていると

『ちゃんと食べてるのか!?困ってないか!?金はあるのか!?』

そんな事を聞いてきました

 

私は泣きながらも今の生活を説明し

なんとか自分で生きていく事を話しました

 

父からは『わかった。頑張れ』

と、短く言われました

 

私も緊張していたけど

父も緊張していたと思います

 

本当は言いたい事もたくさんあったと思うし

話さなきゃいけない事もあったと思うのですが

 

お互いに遠慮をしてしまったのか

何を話したらいいのかわからず

その日は10分くらいで電話を切ったと思います

 

ただ父は最後に『安心した』と言っていました

 

先輩の言った通りでした

 

東京には戻らない

実家には絶対に帰らない

 

この気持ちは変わらないけど

これからは生存確認の為に

メールくらいはこまめにしよう

 

電話を切った後、泣きながらそう思いました

 

父との和解の一歩でした

 

理由はどうあれ

かなりの親不孝をしたと感じています

 

 

スポンサーリンク